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事例No.PC-10723
参考価格:
609,400

導入しやすい価格帯のZemax用マシン

用途:光学設計ソフトウェア「Zemax OpticStudio」の利用

お客さまからのご相談内容

カメラ用のレンズ開発のために、Zemax OpticStudio用のマシンを導入したい。
予算50~60万円程度で構成を提案して欲しい。
考えているスペックは以下の通り。

・CPU:18コア以上を希望
・メモリ:64GB以上 4枚構成を希望
・ストレージ:2TB SSDを2つと8TB HDDを1つ

Zemaxを使用する上で、18コア以上の条件を満たすXeonとCore i9とでは、どちらを選択すべきかも教えて欲しい。

テガラからのご提案

ご要望に合わせて構成を検討しました。

■Point

・CPUはCore i9-13900K (Pコア:3.00GHz 8コア / Eコア:2.20GHz 16コア)を採用。
・Xeonの18コア製品は、W-2295 (3.00GHz 18コア) が該当する。
・Xeon W-2295では全てのコアが等速だが、この構成ではPコア (高性能コア) のクロックはW-2295よりも速くなると考えられる。

18コアのXeon W-2295仕様よりも安価でありながら、処理速度の面でメリットが出るよう、Core-i9 13900Kを採用した構成をご提案しました。CPUのコア数は合計24コアですので、ご要望の条件を満たしています。
あくまで一般論ではありますが、Core-i9のPコア (高性能コア) はXeon側よりも処理速度が速くなると考えられます。ただし、Eコア (高効率コア) の速度はXeonよりも遅くなる可能性があります。

また、Zemaxのメモリ要求はそれほど大きくないと思われますが、本事例での最大メモリ容量は128GBです。それ以上のメモリ容量が必要な場合には、Xeonを採用した構成が必要となります。

なお、お客様からご要望いただいた「メモリ4枚構成」でのご提供は可能ですが、必要容量が64GBの場合には積極的にお勧めはしません。Core iシリーズのメモリは2chで動作しますので、2枚構成が最も速くなります。本お見積もりの構成は、32GB x2枚構成を2セットとしています。

本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。

主な仕様

CPU Core i9-13900K (3.00GHz 8コア + 2.20GHz 16コア)
メモリ 128GB
ストレージ1 2TB SSD S-ATA
ストレージ2 2TB SSD S-ATA
ストレージ3 8TB HDD S-ATA
ビデオ NVIDIA T400
ネットワーク on board (2.5GBase-T x1) Wi-Fi x1
筐体+電源 タワー型筐体 + 850W
OS Microsoft Windows 11 Pro 64bit
その他 21.5型ワイド液晶ディスプレイ

■FAQ

・Zemax OpticStudioとは
Zemax OpticStudio (ゼマックス オプティックスタジオ) はZemax,LLC社の開発した光学設計解析ソフトウェア。

内視鏡の光学設計や光ファイバーの開発設計、照明機器や照明設計の研究開発など、多方面で利用されています。
直感的なユーザーインターフェースにより、光学系の設計やシミュレーションを効率的に行うことができます。

参考:Zemax ※外部サイトに飛びます

 

・「高性能コア」「高効率コア」とは
インテル第12世代デスクトップ向けCPUであるAlder Lakeに搭載されたコアの種類。
高性能コア(Golden Cove Performance Core:Pコア)は処理パフォーマンスを重視しており、高効率コア(Gracemont Efficiency Core:Eコア)は電力効率を重視。Core i9-13900Kの場合、それぞれのコアのスペックは以下の通り。

高性能コア (Pコア) :3.0GHz~5.4GHz 8コア 16スレッド
高効率コア (Eコア) :2.2GHz~4.3GHz 16コア 16スレッド

 

事例追加日:2023/01/12
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