事例No.PC-10490
参考価格:
801,900

AI画像検査用マシン

用途:複数台のUSB3.0接続FAカメラによるAI画像検査

お客さまからのご相談内容

AIでの画像分析による品質検査行うため、USB3.0接続のFAカメラを複数台取り付けられるPCを検討したい。
FAカメラ (東芝テリー製 BU602MC) を最大で10台まで同時に接続するテストを行い、何台までの接続なら安定した通信・動作ができるのかを検証したい。
現時点で想定している条件は以下の通り。

・CPU:AMD Ryzenを希望 (コストパフォーマンスを優先)
・GPU:AI検査を目的としたGPU (Geforce RTX4090程度を想定)
・追加カード:PCI-Express接続のUSB3.0カード

 

テガラからのご提案

ご要望の条件に合わせて構成を検討しました。

RyzenやCore-i系のCPUでは、ビデオカード用の PCI-E x16バス とSSD用の PCI-E x4バス あたりがCPUで直接コントロールする接続となり、それ以外のバスはマザーボード上のチップセットでコントロールします。
この場合、カメラ側の転送データ量次第では、チップセット~CPU間の速度で律速される可能性があります。加えて、USB関連の接続数を増やすとチップセット側でコンフリクトが生じる場合があります。このあたりのことは、実機で試してみないことには判断が難しい要素とお考えください。

このような前提のもと、10台のカメラをコントロールするためのスペックとしてご用意したのが本事例の構成です。

■Point
・CPUコア数を10コア以上で設定 
12コアのCPUを採用しています。処理次第ではオーバースペックの可能性がありますので、かなり余裕を持った設定です。

・USBをできるだけ独立したタイプで設定
カメラ側の速度がUSB3.0相当の5Gbpsとそれほど要求が高くないため、5Gbpsに対応したUSBカード x2枚 で合計8ポートを確保し、残り2ポートをPC本体 (オンボード側) のUSBで賄います。USB直結のUSB3.1G1ポートとチップセット側でコントロールするUSBポートが被らないように使うことで、2ポート分であれば5Gbpsの帯域を確保できる想定です。

・M.2タイプタイプのストレージを採用
カメラ側のデータ量が未確定ですが、カメラからリアルタイムデータをストレージに書き込む想定で、ストレージ速度としてI/Oが高い、Gen4対応のM.2タイプを選定しています。
ただし、あくまでテスト用での利用を想定しており、実際の運用において書き込みが連続発生する場合は、その条件に合わせた容量・種類をで再選定することをお勧めします。

本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。

主な仕様

CPU AMD Ryzen9 7900X (4.70GHz 12コア)
メモリ 16GB
ストレージ 2TB SSD M.2
ビデオ NVIDIA Geforce RTX4090 (内排気)
ネットワーク on board (2.5G x1 10/100/1000Base-T x1) Wi-Fi x1
筐体+電源 ミドルタワー筐体 + 850W
OS Microsoft Windows 11 Professional 64bit
その他 USB3.0 追加カード (4ポート) x2

事例追加日:2023/02/15
事例No.PC-9133A2
参考価格:
317,900

Stata/BE、Stata/SE、Stata/MP ~8コア用マシン (2023年01月版)

用途:統計ソフトウェア、Stata

事例No.PC-9133Aの後継としてご用意した事例です。
データ分析、データ管理、図表生成などの機能を備えた統合統計ソフトウェアStataを用いて統計分析を行うことを想定した構成例です。
本構成はStata/SE と Stata/BE、およびStata/MP にて8コアライセンスまでを想定したスペックとなります。

Stata/SE と Stata/BEは並列処理をサポートしないため、クロックを重視したCPUを採用しています。本構成では8コアCPUを採用しているため、Stata/MP の8コアライセンスまで対応可能です。 なお、本構成にはStataのライセンスは含まれておりません。 Stataは使用されるライセンスによって価格が変わりますので、マシン本体と一緒に購入される場合にはライセンスの種類・使用されるコア数をご指定ください。

■参考:Which Stata is right for me? (StataCorp LLC) ※外部ページに飛びます

※インストールした状態での出荷も可能です。 また、ご要望にあわせてのカスタマイズも承っておりますので、お気軽にご相談ください。

主な仕様

CPU Core i7-13700K (3.40GHz 8コア + 2.50GHz 8コア)
メモリ 16GB
ストレージ 500GB SSD M.2
ビデオ on board (DPx1 HDMIx1)
ネットワーク on board (2.5GBase-T x1) Wi-Fi x1
筐体+電源 ミドルタワー筐体 + 850W
OS Microsoft Windows 11 Pro 64bit

■FAQ

・Stataとは
Stataは、データ分析やデータ管理、図表生成などの機能を備えた総合統計ソフトウェアパッケージ。
マウスによるGUI操作に加え、強力かつ直感的なコマンドシンタックスでの実行も可能で、使いやすくかつ高速で正確なのが特徴。

参考:Stata ※弊社ユニポスの取扱商品ページに飛びます

 

 

事例追加日:2023/01/25
事例No.PC-10339
参考価格:
430,100

ドローンとMetashapeを利用したSfM解析のためのマシン

用途:Phantom 4 RTKとMetashapeによるSfM解析

お客さまからのご相談内容

林業分野での用途で、Phantom 4 RTKとMetashapeを利用したSfM解析を予定している。
予算40万円程度のスペックでMetashapeに適したマシンを提案して欲しい。
扱う写真の枚数はそれほど多くはない。

テガラからのご提案

ドローンによる航空写真をMetashapeで処理することを想定した構成を、ご予算の範囲内で検討しました。
GPUを搭載しているため、MetashapeのGPUプロセッシングを利用可能な構成ですが、ご予算の制約上メモリ容量が潤沢でないため、大規模なプロジェクトの処理ではメモリ容量が不足する可能性があります。メモリは後日の増設も可能ですので、容量の拡張が必要になった場合は増設をご検討ください。

 

主な仕様

CPU Core i7-12700K (3.60GHz 8コア + 2.70GHz 4コア)
メモリ 16GB
ストレージ 1TB SSD S-ATA
ビデオ NVIDIA Geforce RTX3070
ネットワーク on board (2.5GBase-T x1)
筐体+電源 ミドルタワー筐体 + 850W
OS Windows 10 Professional 64bit

【関連情報】
General information related to GPU processing ※Agisoft社のWEBサイトを表示します

検索キーワード
unmanned aerial vehicle,drone,Metashape,Agisoft,Fotogrametria,Photogrammetry,point cloud filter,forest monitoring,DSM generation,GIS,Mesh

Metashapeライセンス単体のご購入はユニポスで!
3Dモデリングソフトウェア Metashape

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事例追加日:2022/09/09
事例No.PC-10285
参考価格:
529,100

AIシステム用 24時間稼働マシン

用途:学習済みAIを用いたシステムの構築

お客さまからのご相談内容

学習済みモデルを用いたAIシステムの構築を目的として、GPUを搭載したマシンの導入を検討している。
システムは24時間稼働が条件で、以下のスペックを想定している。

CPU:Core i7 3.0GHz以上
メモリ:16GB以上
HDD:500GB以上で、可能ならRAID1 (ミラーリング)
GPU:NVDIA製のGPUでGPUメモリは4GB以上

テガラからのご提案

第12世代Core i7を搭載した構成を検討しました。

【トラブル発生リスクを軽減するためのCPU選定】
CPUはCore i7-12700 (2.10GHz 8コア + 1.60GHz 4コア)であり、ご希望のベースクロック(3.00GHz)を満たしていませんが、意図的な選択によるものです。
3.00GHzのクロックを満たすCPUにはCore i7-12700Kがありますが、この世代のモデル名末尾にKがつく製品は、クロック性能を高めた反動で消費電力が大きくなっています。それに伴って発熱も高まるため、24時間稼働の条件も含めて考えるとマシン内部の熱処理が問題になる可能性があります。
システムのAI処理そのものはGPUが行うものと推測しますが、CPU側で高負荷な処理を行わないのであれば、本構成のCore i7-12700を選択する方がトラブル発生のリスクを軽減できるかと思われます。
なお、Core i7-12700はTurboBoost機能に対応しており、TurboBoost作動時の最大クロックは3.00GHzを超える仕様です。

【AIの推論処理に適したGPU】
GPUのビデオメモリ 4GB以上を満たすことは容易ですが、4GBに近い容量でGPUを選択するとGPGPUでの利用には非力なエントリークラス製品となってしまいます。
そのため、用途を考慮してミドルクラス相当の性能を持ったA2000を選定しています。この製品は、AIの推論処理を行う限りでは一般的に利用できる性能です。

【長時間の連続稼働に耐えうるパーツ選定】
24時間稼働への対応につきましては、長時間の連続稼働に向けて耐久性の高いパーツを選定しています。
ストレージをHDDとする場合は機械的な故障リスクが高いため、SSDとしています。
筐体の冷却ファンも標準付属品から耐久性の高い製品へ換装します。

24時間稼働に際しての注意点は、動作環境の温度です。
弊社では室温25℃の環境で動作確認・負荷テストを実施しています。
およそこの温度あたりまでを安定動作の目安としていただければと存じます。それ以上の温度で運用した場合、直ちに不具合が発生するということはありませんが、30℃を超える温度課での常時稼働は故障リスクが高まりますのでご注意ください。

【長く安全にお使いいただくための注意点】
また、本事例の構成は冷却ファンを備えていますので、長期にわたって運用していると空間内の埃などを吸い込みます。これも直ちに問題が発生するということはありませんが、設備の休止日などには溜まった埃を除去するなどのメンテナンス作業を行うことで故障のリスクを軽減できます。
なお、設置環境の条件として、埃の溜まりにくい場所へ設置していただくようお願いいたします。

本構成は長期運用を想定した構成ではありますが、あくまで一般的なデスクトップマシン形態の製品です。
設置環境の性質上、粉塵の発生が避けられない場合には、専用筐体を採用した密閉型のマシンをご検討いただく選択もあるかと存じます。

 

主な仕様

CPU Core i7-12700 (2.10GHz 8コア + 1.60GHz 4コア)
メモリ 16GB
ストレージ 480GB SSD S-ATA 高耐久モデル
ビデオ NVIDIA RTX A2000
ネットワーク on board (2.5GBase-T x2)
筐体+電源 ミニタワー筐体 + 500W
OS Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSC Highend
その他 2.5″SSDリムーバブルケージ
交換用リアファン12cm

検索キーワード
Deep learning,Machine learning,Artificial intelligence,Neural networks,Deep neural networks,Deep stacking networks,Supervised learning,Unsupervised learning,Natural language processing,Smart manufacturing,Computational intelligence,Data analytics,learning (artificial intelligence),Information processing,Computer vision,AI,big data,programming

事例追加日:2022/08/30
お客様のご要望をうかがい、最適なPCの構成をご提案する
「お客様だけのオーダーメイドPC」を製作しています。
用途に応じた細かなアドバイスや迅速な対応がテガラの強みです。

上記の仕様はテガラでお客様に提案したPC構成の一例です。
掲載内容は提案当時のものであり、また使用する部材の供給状況によっては、現在では提供がむずかしいものや、部材を変更してのご提案となる場合がございます。

参考価格については、提案当時の価格(送料込・税込)になります。
ご相談時期によっては価格が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。