- 事例No.PC-10454
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参考価格:
559,900円反応経路計算用マシン
用途:原子・分子スケール構造モデリングソフトウェア「Winmostar」の利用お客さまからのご相談内容
合金触媒の研究用途でマシンの新規導入を検討している。最適な構成を提案して欲しい。
・WinmostarでQuantum ESPRESSOを使い、表面電子状態の計算や反応種 (プロピレンや水素等) が吸着した系の計算、NEB法による反応経路の計算などの実施を想定している。
・金属化合物を使用しているため、中にはユニットセル内の原子が10個を超えるものもある。
・予算申請のための見積もりなので具体的な予算は決まっていないが、ひとまずは50万円程度を想定している。テガラからのご提案
ご予算50万円に近い金額で検討した構成を検討し、ご提案しました。
■Point
・Quantum ESPRESSOは公式のCPUベンチマークデータが公開されている。
・AMD系の多コアCPUが性能面で有利。
・ベンチマークリスト内でご予算内で対応できるCPUは、Ryzen9 5900X 12コアやRyzen9 5950X 16コアが該当する。※参考:Performance Metrics (Quantum ESPRESSO) ※外部サイトに飛びます
ご提案では、ベンチマークリストに掲載されたCPUよりも新しい世代の製品を採用しているため、より高いスコアを狙えると判断しました。
主な仕様
CPU AMD Ryzen9 7950X (4.50GHz 16コア) メモリ 128GB ストレージ 2TB SSD S-ATA ビデオ NVIDIA T400 ネットワーク on board (10/100/1000Base-T x1 筐体+電源 ミドルタワー筐体 + 850W OS Microsoft Windows 11 Pro 64bit ■FAQ
・Winmostarとは
Winmostar (ウインモスター) は原子・分子スケール構造モデリングソフトウェア。量子化学計算 / 分子動力学計算 / 個体物理計算などに対応しており、GUIでのシミュレーションを行うことができます。※参考:Winmostar ※外部サイトに飛びます
・Quantum ESPRESSOとは
Quantum ESPRESSO (クオンタムエスプレッソ) は、GNU General Public Licenseで無料配布されているオープンソースソフトウェア。第一原理電子状態計算プログラム。※参考:Quantum ESPRESSO ※外部サイトに飛びます
検索キーワード
第一原理手法,全電子計算手法,密度汎関数理論(Density functional theory: DFT),コーン・シャム方程式,Kohn-Sham,量子化学,マテリアルズインフォマティクス,マテリアルインフォマティクス,高精度物性予測モデル,新素材開発,新物質・新材料探索,ソルバ,事例追加日:2022/10/22
- 事例No.PC-10489
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参考価格:
1,580,700円分子構造解析用マシン
用途:科学計算用ソフトウェア「Gaussian」「Gaussview」の利用お客さまからのご相談内容
化学品の研究開発で素材の分子構造解析を行うため、Gaussian/Gaussviewの利用に適したマシンを導入したい。
ハード面では下記の条件を満たせば購入先にこだわりはないので、サポート対応してくれるメーカーから購入したい。CPU:コア数が32以上であり、Xeon Gold 5220以上のスコアを持つIntel製CPU
メモリ:128GB以上 (拡張性のあることが望ましい)
Cドライブ:1TB以上のSSD
Dドライブ:1TB以上のSSD
GPU:NVIDIA Quadro P620以上のスペックで計算用途に用いられるNVIDIA製品
保守点検費用も含むテガラからのご提案
【CPUについて】
第3世代のXeon Goldを2基搭載して、合計32コアを実装しました。■Point
・1つのCPUで32コア以上の製品も選択できるが、2CPU構成にした時よりもコストが上昇する場合がある。
・本事例ではコストとスペックのバランスを考慮した上で2CPU構成を採用。
・2CPU構成の場合、メモリスロットが増えるため増設の余地が大きくなる点がメリット。ご提案ではひとまずとして条件の下限である32コアとしていますが、より多くのコア数が必要な場合にはご相談ください。
【メモリについて】
メモリは出荷時点の構成で空きスロットが8つあります。■Point
・搭載しているものと同じメモリを増設することで合計256GBまで増設可能。
・初期搭載のメモリを取り外して換装すれば、最大2TBまで拡張可能。【ビデオカードについて】
ビデオカードは現行のラインナップで指定条件に近いT1000を選択しています。■Point
・「計算用途に用いられる」の指す意味によってカードの選定基準は異なる。
→「ワークステーション向けビデオカード」の意味であれば、T1000で問題はない。
→「GPGPUに用いられるビデオカード」の意味であれば、T1000では性能不足。GPGPU利用を想定する場合には、適したビデオカードを選定しますので、ご相談ください。
【サポートについて】
保守点検に関しては、お問い合わせ時点で詳細なご要望を頂戴していませんでしたので、たたき台として「あんしん+ 5年間引き取り修理」を加えた内容でのご案内としました。
弊社の基本的な保証は引き取り修理対応となりますが、オンサイト保守やTeamViewerを利用したリモートサポートなど、お客様のご要望に合わせて保証をカスタムすることが可能です。
納入時の設置や動作確認などに関してもご相談を承っていますので、気兼ねなくお問い合わせください。主な仕様
CPU Xeon Goldr 6326 (2.90GHz 16コア) x2 メモリ 128GB ストレージ1 1TB SSD S-ATA ストレージ2 1TB SSD S-ATA ビデオ NVIDIA T1000 ネットワーク on board (1000Base-T x2) 筐体+電源 タワー筐体 + 850W OS Microsoft Windows 11 Pro 64bit その他 TPMモジュール
「あんしん+」 5年間引き取り修理検索キーワード
第一原理手法,全電子計算手法,密度汎関数理論(Density functional theory: DFT),コーン・シャム方程式,Kohn-Sham,量子化学,マテリアルズインフォマティクス,マテリアルインフォマティクス,高精度物性予測モデル,新素材開発,新物質・新材料探索,ソルバ,事例追加日:2022/10/22
- 事例No.PC-10464
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参考価格:
991,100円Gaussian向けマシン (2022年10月版)
用途:科学計算用ソフトウェア「Gaussian」の利用お客さまからのご相談内容
PC-8617Aを見ての問い合わせ。
Gaussian 16W 32bit マルチプロセッサ版を使うためのマシンを導入したい。
予算100万円程度で、GaussianとGaussviewの利用を想定した構成を提案して欲しい。
OSはWindowsを予定しており、具体的なスペックとしては以下をイメージしている。CPU:30コア程度
メモリ:128GB
GPU:NVIDIA T1000 8GBテガラからのご提案
Windows版 Gaussian 16W 32bitの場合、利用できるハードウェアのリソースは厳しく制限されます。
■G16W System Requirements ※Gaussianの公式サイトへ飛びます
the 32-bit version of Gaussian 16W is limited to accessing at most 2 GB of RAM
and 16 GB of disk regardless of how much memory is available on the system.
The 32-bit multiprocessor version of G16W is limited to 4 processors (or cores).上記の通り、利用できるコア数は最大で4つで、メモリも2GBまでとなります。
これは32bitというプログラムの仕様によるものであり、回避することができません。
そのため、32bit版の利用が前提となる場合には、ご覧いただいた事例No.PC-8617Aのような2ソケットかつ大容量メモリの構成を導入しても、性能を活かしきることができないことをお伝えし、方針の再検討をお願いしました。結果、Gaussian 64bit版を導入するとのご連絡をいただき、マシン側も64bit版に合わせた構成として検討しました。
CPUはXeon Scalableの2CPU構成で、合計32コアを実現しています。
本件のご予算とスペック全体のバランスに配慮する場合、CPUは32コア近辺の構成とするのが最適と考えられます。主な仕様
CPU Xeon Silver 4314 (2.40GHz 16コア) x2 メモリ 128GB ストレージ 1TB SSD S-ATA ビデオ NVIDIA T1000 ネットワーク on board (1000Base-T x2) 筐体+電源 タワー筐体 + 850W OS Microsoft Windows 11 Pro 64bit その他 TPMモジュール 事例追加日:2022/10/13
- 事例No.PC-10440
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参考価格:
475,200円Gaussian向けマシン (予算50万円想定)
用途:科学計算用ソフトウェア「Gaussian」「GaussView」の利用お客さまからのご相談内容
事例No.PC-9979を見ての問い合わせ。
Gaussianでの計算およびGaussViewでの表示を行うためのマシンを、予算50万円程度で導入したい。
PC-9979の事例は、大きな計算は行わず限定的な用途を想定した内容だが、提案してもらうPCでGaussianを利用した場合にどの程度の計算ができるのか知りたい。テガラからのご提案
事例No.PC-9979の構成はパーツが終息しており、同じ構成でご提供することができないため、同価格帯での代替構成を提案させていただきました。
CPUは、ご予算内で多くのコア数を搭載できるようAMD Ryzen 16コア製品を採用しています。
CPU以外は、PC-9979と同程度のスペックとして設定しました。【Gaussianではどの程度の計算ができるか】
Gaussian 16では、50以上の原子数を設定して計算を行う場合、1コアあたり4GB以上のメモリを搭載することが推奨されています。■Gaussian 16 Rev. C.01/C.02 Release Notes ※メーカーページが開きます
逆説的には、1コアあたり4GBのメモリ容量を確保していれば、1コアで50程度の原子数の計算を十分に行うことができると考えられます。
あくまで理論上の推測ではありますが、本事例の構成は16コア構成で、1コアあたり4GBのメモリ容量を確保していますので、単純計算で50原子xコア数程度の規模の計算を行うことができると考えられます。主な仕様
CPU Ryzen9 5950X (3.40GHz 16コア) メモリ 128GB ストレージ1 1TB SSD S-ATA ビデオ NVIDIA T400 ネットワーク on board (10/100/1000Base-T x1) 筐体+電源 ミドルタワー筐体 + 850W OS Microsoft Windows 10 Professional 64bit 事例追加日:2022/10/13
「お客様だけのオーダーメイドPC」を製作しています。
用途に応じた細かなアドバイスや迅速な対応がテガラの強みです。
上記の仕様はテガラでお客様に提案したPC構成の一例です。
掲載内容は提案当時のものであり、また使用する部材の供給状況によっては、現在では提供がむずかしいものや、部材を変更してのご提案となる場合がございます。
参考価格については、提案当時の価格(送料込・税込)になります。
ご相談時期によっては価格が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。