事例No.PC-10296

この事例は掲載から時間が経過しているため内容が古い可能性があります。
用途や特徴・要件をふまえた、最新構成でのご提案をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。

参考価格:
3,251,600

科学技術計算用マシン

用途:CPUの並列性とストレージI/O負荷の高い科学技術計算用途

お客さまからのご相談内容

科学技術計算用のマシンを導入したい。
CPUとストレージのInput/Output負荷の高い用途で利用する予定。

想定している構成は以下の通り。

・CPU:AMD EPYC 7763 x1
・メモリ:RDIMM 32GB x8
・GPU:RTX3080
・SSD:2TB NVMe M.2 x10 (M.2拡張カード x4利用)
・HDD:18TB NAS用 x2台
・筐体:4U筐体 (スライドレール込み)
・オプション:瞬断とサージ対策用のUPS,LANケーブル10m,メンテナンス用のキーボード・マウス・ディスプレイ
・予算:300万円程度

テガラからのご提案

実際のお問い合わせでは、ショートパーツも含めて各パーツに対して詳細に型番をご指定いただきましたが、ご指定パーツ全てに対して相性を確認することが難しいため、弊社製PCとして動作を保証できる構成にてご提案しました。ご連絡いただいた条件の本質的な部分を押さえつつ、ご案内可能な内容に落とし込んでいます。

筐体選定のポイント

4Uラックマウント型筐体よりもパーツ選択の自由度が高いタワー型としており、冷却には弊社が同様の構成で標準採用している水冷クーラーを搭載しています。

ストレージ選定のポイント

ストレージI/O負荷の高い科学技術計算を目的としていることから,最も重要なポイントはストレージ構成と考えました。

しかし、ご要望の「M.2 SSD x10本とM.2拡張カード x4枚の組み合わせ」はPCI-Expressスロットを大量に消費することや、ストレージ容量の分散という観点から、必ずしも利用効率が良いとは言い難いため、本質的なご要望を推測した構成を検討しました。

お問い合わせの中でお客様からご指定いただいたM.2拡張カードはSSDを2本搭載できる製品でしたが、これを4枚利用しても搭載できるM.2 SSDは8本までです。残り2本のSSDはマザーボードに直接搭載する想定と判断し、それに近い構成になるよう、マザーボードに4TB SSD M.2 x1本 + 15.3TB SSD U.3 x1本 を直接搭載する形にしています。どちらのSSDもNVMe対応ですので、性能面ではお客様の想定仕様との差はありません。
こちらの構成であれば、15.3TBの領域を1ボリュームとして扱うことができ、SSDを複数搭載する場合と比べてデータ保存領域の効率が改善します。

CPU選定のポイント

ご希望のEPYC 7763は入手に時間を要するため (2022年9月現在) 、同じ64コア製品のThreadripper pro 5995WXとしています。

ストレージ速度とRAID0について

お客様よりストレージ速度の向上を目的として、当初希望していた2TB NVMe x8本を搭載することにより、アクセス性能はストレージ本数分だけ乗算されるのではないかというご質問をいただきましたが、単純にSSDを8本搭載する場合、1本文のアクセス性能をおったSSDが独立して8本搭載された状態となるため、SSDの数だけアクセス性能が向上するということはありません。

アクセス性能を向上させるプランとしては、複数のSSDでRAID0を構築し1本分以上のアクセス性能を実現する方法が考えられます。
ただし、RAIDにはオーバーヘッド (処理・伝送するために余計にかかる負荷や時間) があり、ストレージ2台でRAID0を構築しても、アクセス性能は2倍を下回ります。また、オーバーヘッドはストレージの数が増えるほど大きくなる傾向があります。
以前に弊社にてSSD x4本でハードウェアRAIDを利用しRAID0を構築した際には、およそ2.5倍程度の速度向上にとどまりました。ソフトウェアRAIDで構築する場合には、RAIDボリュームの制御をOS上でソフトウェア的に行うため、ハードウェアRAIDよりもオーバーヘッドが更に大きくなるとお考えください。

また、RAID0の導入における無視できない要素として、対障害性への懸念があります。
RAID0はボリュームを構築するストレージの1台が故障すると、データが全損します。仮に8本のSSDでRAID0を構築した場合、同じ容量の1本のSSDに対して、一定幾何の障害発生率は理論上約8倍になります。
RAID0はハードウェア障害に対して基本的に脆弱であるという前提のもと、データバックアップ等をご検討いただくのが良いかと存じます。

RAID0 (ストライピング) のメリット
・対象のデータを複数のストレージに分割して書き込むため、速度が向上する。
・読み込みも複数のストレージから同時に行うため、高速化が期待できる。

RAID0 (ストライピング) のデメリット
・構成するストレージが1台壊れただけで、すべてのデータが失われる。

逆説的に、1本のSSDで完結させるメリットは、構成がシンプルになり相対的に障害に対して強くなる点にあるとお考えください。

 

 

 

検索キーワード
科学技術計算機,電子計算機,電算機,計算科学,データサイエンス

主な仕様

CPU Ryzen ThreadripperPRO 5995WX (2.70GHz 64コア)
メモリ 256GB
ストレージ1 4TB SSD M.2
ストレージ2 15.3TB SSD U.3
ストレージ3 18TB HDD S-ATA (NAS用)
ビデオ NVIDIA Geforce RTX3080
ネットワーク on board (1GbE x1 10GBase-T x1)
筐体+電源 タワー筐体 + 1200W
OS Fedora 36 Workstation
UPS OMRON BN150T ラインインタラクティブ 1500VA/1350W
その他 21.5型液晶ディスプレイ,LANケーブル 10m
事例追加日:2022/09/26
事例No.PC-5801

この事例は掲載から時間が経過しているため内容が古い可能性があります。
用途や特徴・要件をふまえた、最新構成でのご提案をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。

参考価格:
1,960,200

4Kビデオ編集用ワークステーション例 (予算200万)

用途:ビデオ編集

お客さまからのご相談内容

4Kビデオ編集用ワークステーションの導入を検討しています。コア数は20コア前後で作業領域のR/Wはできるだけ高速なもの、外部ストレージ接続用にThunderbolt3、10GbEに対応している必要がある。パラメータシート希望。

テガラからのご提案

ご指定のスペックを満たしつつ、データ用のストレージはシステムと別にし、速度を重視したM.2のNVMeの3枚構成としています (RAID0で約6TBとなります)。構成的には4枚まで取付可能ですので、予算が許すようでしたら+1枚でさらに高速化、容量UPも可能です。
ビデオに関しましては4K出力用としては問題ございませんが、GPU性能を要するソフトウェア等をお使いになる場合はさらに上位のモデルがお勧めとなる可能性がございますので、ご相談下さい。

 

 

 

主な仕様

CPU Xeon Processor W-2195 (2.30GHz 18コア)
メモリ 128GB  (REG ECC 32GB × 4)
ストレージ システム:SSD 500GB (S-ATA)
データ:SSD 2TB Samsung 960PRO × 3  (RAID0/約6TB)
RAID HighPoint SSD7100 NVMe M.2 RAID controller
ネットワーク GigabitLAN x2
ビデオ NVIDIA Quadro P4000 8GB
筐体+電源 ミドルタワー筐体 (232x451x521mm) +850W
OS Windows 10 Professional  64bit
I/F Thunderbolt 3.0 PCI-E 追加カード
Intel 10Gbase-T PCI-E 追加カード
その他 パラメータシート発行
事例追加日:2018/4/24
事例No.PC-3636

この事例は掲載から時間が経過しているため内容が古い可能性があります。
用途や特徴・要件をふまえた、最新構成でのご提案をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。

参考価格:
485,000

NVMe SSDを搭載した3次元動的構造解析マシン

用途:3次元構造解析

お客さまからのご相談内容

予算50万程度でFLAC3Dを利用した3次元動的構造解析を想定している。システムディスクはアクセススピードをできるだけ高速にしたい(PCI-E接続のSSDを希望)。その他、CPUクーラーは水冷、ビデオにはQuadroの搭載が望ましい。

テガラからのご提案

システムディスクにPCI-E接続の高速SSD、データ用に1TB HDDを搭載しております。基本的に、ご要望頂いたスペックはすべて満たしつつ、CPUに関しては FLAC3D メーカーサイト を参考に、6コアをベースにてご提案させていただきました。

お客様の声
テグシスの延長保証サービス あんしん+ HDD返却不要サービス

主な仕様

CPU Xeon E5-1650v3 (3.50GHz 6コア)
メモリ 32GB
ストレージ 400GB SSD PCI-E / 1TB HDD SATA
ネットワーク GigabitLANx2
ビデオ Quadro K2200
筐体+電源 ミドルタワー筐体 (232x451x521mm) +850W
OS Windows 7 Professional 64bit
その他 簡易水冷ユニット
事例追加日:2015/12/08
事例No.PC-3312

この事例は掲載から時間が経過しているため内容が古い可能性があります。
用途や特徴・要件をふまえた、最新構成でのご提案をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。

参考価格:
740,000

NVMe SSDを搭載した1Uデータベースサーバー

用途:データベースサーバー

お客さまからのご相談内容

1Uラックマウントで電源ユニット、LANの冗長、IPMI管理が可能なデータベースサーバーを用意したい。データ用のディスクアクセスは出来るだけ高速にしたい。将来的にデータ容量拡張も想定している。

テガラからのご提案

システムディスクはSATA接続のデータセンター向けSSD、データ用にPCI-E接続の高速SSD(ベンチマークはこちら)を搭載した構成で提案いたしました。 将来的には拡張も検討しているとのことで、PCI-E接続 SSDは合計3台(2台追加可能)の接続が可能な構成としております。 ご指定に合わせて各種初期設定を行った状態でのお見積りとなっております。

 

 

 

主な仕様

CPU Xeon E5-1650v3 (3.50GHz 6コア)
メモリ 32GB
ストレージ 400GB SSD S-ATA / 1.2TB SSD PCI-E
ネットワーク GigabitLAN x2 (チーミング設定)
筐体+電源 1Uラックマウント筐体 (43x437x650 mm) +500W リダンダント電源
OS CentOS 64bit
その他 IPMI管理ポート x1
事例追加日:2015/12/04

ご注文の流れ

お問い合わせフォームよりご相談内容をお書き添えの上、 お問い合わせください。
(お電話でもご相談を承っております)
弊社より24時間以内にメールにてご連絡します。
必要に応じてメールにて打ち合わせさせていただいた上で、 メール添付にてお見積書をお送りします。
お見積もり内容にご納得いただけましたら、メールにてご注文ください。
ご注文確定後、必要な部材を手配し PCを組み立てます。
(掛売りの場合、最初に新規取引票のご記入をお願いしております)
動作チェックなどを行い、納期が確定いたしましたらご連絡いたします。
(納期は仕様や製造ラインの状況により異なります)
お客様のお手元にお届けいたします (ヤマト運輸/西濃運輸)

お支払い方法

お支払い方法は、お見積もりメール・お見積書でもご案内しています。

法人掛売りのお客様
原則として、月末締、翌月末日払いの後払いとなります。
学校、公共機関、独立行政法人のお客様
納入と同時に書類三点セット(見積書、納品書、請求書)をお送りしますのでご請求金額を弊社銀行口座へ期日までにお振込み願います。
先に書面での正式見積書(社印、代表者印付)が必要な場合はお知らせください。
企業のお客様
納品時に、代表者印つきの正式書類(納品書、請求書)を添付いたします。
ご検収後、請求金額を弊社銀行口座へお支払い期日までにお振込み願います。
銀行振込(先振込み)のお客様
ご注文のご連絡をいただいた後、お振込みを確認した時点で注文の確定とさせていただきます。

修理のご依頼・サポートについて

弊社製PCの保証内容は、お見積もりメールでもご案内しています。

■お問合せ先
テガラの取り扱い製品に関する総合サポート受付のWEBサイトをご用意しております。
テガラ株式会社 サポートサイト

※お問い合わせの際には、「ご購入前」と「ご購入後」で受付フォームが分かれておりますので、ご注意ください。

メール support@tegara.com
電話 053-543-6688

■テグシスのサポートについて
保証期間内の修理について

保証期間内におけるハードウェアの故障や不具合につきましては、無償で修理いたします。
ただし、お客様による破損や、ソフトウェアに起因するトラブルなど保証規定にて定める項目に該当する場合は保証対象外となります。
保証期間経過後も、PCをお預かりしての初期診断は無料で実施しております。

無料メール相談
PCの運用やトラブルにつきまして、メールでのご相談を承ります。経験・知識の豊富な技術コンサルタントが無料でアドバイスいたします。
※調査や検証が必要な場合はお答えできなかったり、有償対応となることがあります

オプション保証サービス

「あんしん+」 もしもの時の延長保証サービス

PCのご購入時にトータル5年までの延長保証をご選択いただけます。また、ご購入後にも延長保証を申し込むことができます。
延長を申し込みいただきますと、標準保証と同等の保証を期間満了まで受けることができます。
なお、PCの仕様によっては料金が異なる場合があります。

延長保証あんしん+ ご加入のタイミング
※仕様によっては保証期間の延長ができない場合があります。

HDD返却不要サービス

保証期間内にPCのHDD(SSD)が故障した場合、通常、新品のHDDとの交換対応となり、故障したHDDはご返却いたしません。
しかしこの「HDD返却不要サービス」にご加入いただければ、保証期間内にHDD(SSD)が故障した場合には新品のHDDをご提供いたしますが、故障したHDDを引き渡していただく必要はありません。お客さまの大切なデータの入ったHDDをお手元に保管しておくことができます。

オンサイト保守サポート

故障発生時、必要に応じエンジニアスタッフが現地へ訪問し、保守対応を行うサービスです。
発送にかかる手間、時間を短縮できますので、緊急性の高い保守に最適です。

費用ご参考(目安)
本体+延長保証代金の10%~
※ 製品の性質や価格帯、条件等により異なります。
★TEGSYS オンサイト保守利用規約はこちら (pdf)
お客様のご要望をうかがい、最適なPCの構成をご提案する
「お客様だけのオーダーメイドPC」を製作しています。
用途に応じた細かなアドバイスや迅速な対応がテガラの強みです。

上記の仕様はテガラでお客様に提案したPC構成の一例です。
掲載内容は提案当時のものであり、また使用する部材の供給状況によっては、現在では提供がむずかしいものや、部材を変更してのご提案となる場合がございます。

参考価格については、提案当時の価格(送料込・税込)になります。
ご相談時期によっては価格が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。