事例No.PC-11041
参考価格:
547,800

FDTD法/電磁界計算用マシン

用途:Lumerical FDTD、COMSOLの利用

お客さまからのご相談内容

Lumerical FDTDを利用するためのマシンを提案して欲しい。
COMSOLでの電磁界計算も予定しているため、その点も考慮した予算60万のローエンドモデルの見積もりを希望する。
スペック上の優先順位はCPUだが、メモリは128GB以上で拡張可能な仕様が望ましい。

テガラからのご提案

予算の60万で可能な限り成果を出せる見積もりといたしました。
CPUは搭載できる製品で最も安価なモデルを採用しています。能力的には4210Rに近いですが、W3-2423の方がTurboBoost値が高く単コア性能面で優位です。
メモリ容量は後日の増設を前提として、現行マシンと同じ64GBとしています。

本事例では、ご予算条件を優先していますが、他の条件を優先する場合やその他の付随する情報に合わせて最適な構成を提案します。是非、お気軽にご相談ください。

 

 

 

主な仕様

CPU Xeon W3-2423 (2.10GHz 6コア)
メモリ 64GB REG ECC
ストレージ 1TB SSD S-ATA
ビデオ NVIDIA T400 4GB MiniDisplayPort x3
ネットワーク on board (1GbE x1 /10GbE x1)
筐体+電源 ミドルタワー筐体 + 850W
OS Microsoft Windows 11 Professional 64bit
その他 TPMモジュール

 

キーワード

・Lumerical FDTDとは
Lumerical FDTDは有限差分時間領域法を用いた電磁界解析ソフトウェア。3次元構造の広い周波数範囲での解析が可能で、複素媒質や各種材料を考慮できる。FDTD法により高速に広帯域の周波数解析が行え、位相やSパラメータの取得が可能。入射波も豊富で開放境界はPMLで実現。出力フォーマットや回路結合にも対応し直感的な操作性。マイクロ波・光通信・フォトニクス分野で研究開発に使われている。

参考:LUMERICAL FDTD (Ansys) ※外部ページに飛びます

 

 

 

事例追加日:2023/06/20
事例No.PC-11021
参考価格:
1,498,200

電磁界シミュレーション用マシン

用途:CST-Studioの利用

お客さまからのご相談内容

電磁界シミュレーションソフト (CST Studio)の導入を検討している。 CST StudioはFIT&PBAによるメッシュ区切りを採用しているため、GPUによる処理時間短縮が可能。 この点を踏まえて、適切な構成を提案して欲しい。

具体的な希望としては、下記の内容を考えている。

・CPU:Xeon
・メモリ:256GB~512GB (GPUメモリの4倍を確保したい)
・GPU:NVIDIA製品 メモリ容量が多く性能が高いもの
・OS:Windows ・予算:150万円程度

テガラからのご提案

ソフトウェアバージョンとGPUの対応

CST Studio Suiteの動作要件は下記メーカーサイトに掲載されています。

参考:CST Studio Suite & Opera Recommended Hardware (Dassault Systèmes)
※外部ページに飛びます

GPUの選定ガイドとしては、下記PDFが公開されています。

参考:CST Studio Suite 2023 GPU Computing Guide (Dassault Systèmes) ※外部ページに飛びます

上記の参考ページを確認すると、CST Studio SuiteのGPUアクセラレーションにはFP64を利用するものがあり、FP64性能が低いGPUは注釈が付けられています。この注釈は利用できないことはないものの、用途によっては期待するパフォーマンスが得られない場合があるという警告の意味合いが強いと推測されます。
本事例の構成は前述の情報を踏まえて選定しており、参考ページ内でも当該の注釈がないGPUとしています。ただし、ソフトウェアのバージョン2022 SP5からのサポートとなりますので、ご検討の際にはお手持ちのソフトウェアのバージョンをご確認いただけますようお願いします。

CST Studio SuiteでのCPU選定

ソフトウェアの推奨要件として、CPUは8~16コアでベースクロックが3.00GHzを超えるものが多くの用途にバランスよく対応するとされています。そのため、本事例ではこれに合わせて16コアのXeonを選定しました。
ビデオカードは現実的に導入を検討できる価格帯の製品の中でも性能の高いものとしています。
RTX A6000やNVIDIA A100では価格の上昇が大きく、ご予算面と比較して現実的な選択ではないので、検討候補から除外しています。

 

本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。

 

 

 

主な仕様

CPU Xeon W5-2465X (3.10GHz 16コア)
メモリ 256GB REG ECC
ストレージ 1TB SSD S-ATA
ビデオ NVIDIA RTX A5500
ネットワーク on board (2.5GbE x1 /10GbE x1)
筐体+電源 ミドルタワー筐体 + 1000W
OS Microsoft Windows 11 Professional 64bit

 

キーワード

・CST Studio Suiteとは
CST Studio Suiteは電磁界解析ソフトウェアの包括的なスイート。3D設計/シミュレーションと直接連携が可能。幅広い業界やアプリケーションに適用でき、特にEMC/EMI、アンテナ、電子機器/半導体分野での利用が多い。高度な物理モデリング機能と数学的手法に基づき、幅広いシミュレーションが可能。高性能な専用メッシャーにより、計算時間を短縮できるのが利点。

参考:CST STUDIO SUITE (Dassault Systèmes) ※外部ページに飛びます

 

・FITとは
FIT (Functional Integration Test = 機能統合試験) は機能安全に関する規格で、複数の機能ブロックやソフトウェアモジュールを統合したシステムレベルでの試験。個々の機能が正しく動作するだけでなく、全体としての機能安全性を評価するもの。

 

・PBAとは
PBA (Programmable Electronic System in Safety-Related Applications = プログラマブル電子システムの機能安全適用に関する指針)は機能安全に関する規格で、電子制御システムを機能安全分野で使用する場合の要件や手法をまとめたもの。

 

・FP64とは
FP64はGPUで64ビットの倍精度浮動小数点数をハードウェアで処理するための規格。通常GPUは32ビットの単精度しかサポートしていないため、FP64を使うと数値計算などでの精度が大幅に向上する。GPUに専用の倍精度演算ユニットが必要で、一部のGPUのみに搭載されている。演算性能は単精度より低下するが、科学技術計算や機械学習分野ではFP64が必要とされるケースが少なくない。

 

 

事例追加日:2023/06/09
事例No.PC-10992
参考価格:
1,610,400

AIサービス用マシン

用途:サービス開発を目的としたDeepLearning実験

お客さまからのご相談内容

事例No.PC-10880を見ての問い合わせ。
以下の条件でDeep Learningの実験用マシンを検討したいので、構成を提案して欲しい。

・CPU:Core i9
・メモリ:128GB
・ストレージ1:1TB SSD
・ストレージ2:2TB HDD
・GPU:RTX 4090 x2台
・OS:Ubuntu 20.04
・使用するソフトウェア:R、Rstudio、Python、BayoLinkS
・予算:100万円以内 難しい場合でも、どの程度の金額になるか知りたい
・その他:PyTorch 1.9 または2.0を使用

テガラからのご提案

ご参照の事例をご予算に合わせてカスタムした構成です。

本事例の構成はPC-10880とは異なり、電源ユニット1台で動作しますが、100V給電ではフル稼働時に電源容量に余裕がなくなるため、200V給電での利用を推奨します。
また、RTX4090を2台搭載するためには、PCI-E x16スロットを2本用意する必要があります。CPUをCore i9とする場合、PCI-Eレーン数を必要分確保することが難しいため、対応可能なXeon仕様としています。

本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。

お客様の声 AIモデル開発 環境整備のためのお役立ち情報
AIモデル開発向けマシン選定のポイント 生成AIモデル開発向けマシン選定のポイント
テグシスの延長保証サービス「あんしん+」 HDD返却不要サービス

 

 

お問い合わせ

 

検索キーワード
AIサービス用マシン,Deep Learning実験,Core i9,128GBメモリ,1TB SSD,2TB HDD,RTX 4090,Ubuntu 20.04,R、Rstudio、Python、BayoLinkS,PyTorch 1.9

主な仕様

CPU Xeon Silver 4314 (2.40GHz 16コア)
メモリ 128GB REG ECC
ストレージ1 1TB SSD S-ATA
ストレージ2 4TB HDD S-ATA
ビデオ NVIDIA Geforce RTX4090 x2
ネットワーク on board (1GbE x1 10GBase-T x1)
筐体+電源 タワー型筐体 + 1600W
OS Ubuntu20.04
その他

200V対応ケーブル

 

キーワード

・PCI Express (PCI-E/PCIe) とは
PCI ExpressはPCやサーバーなどのシステムで高速なデータ転送を行うためのインターフェース規格。レーンと呼ばれる単位で送受信する。PCI-Eは1本の送信用差動ペアと1本の受信用の差動ペアで構成される。1レーンあたりの転送速度はバージョンによって異なるが、PCI-E 5.0では1レーン当たり32Gbpsの転送が可能。
また、PCI-E x1スロットには1本のレーンがあり、PCI-E x4スロットには4本のレーンがある。したがって、PCI-E x4スロットはPCI-E x1スロットの4倍の転送速度を持つ。
ビデオカードは高速なデータ転送を必要とするため、通常は最大レーン数であるPCI-E x16スロットに接続される。

 

・DeepLearningとは
DeepLearningは機械学習の一種であり、多層のニューラルネットワークを用いて高度なパターン認識や予測を行う手法。一般的に大量のデータを必要とするため、データが豊富な場合に効果的な手法とされている。
また、DeepLearnigは画像認識や音声認識、自然言語処理などの分野で広く用いられている。複雑な特徴や関係性を学習することができるため、従来の機械学習手法よりも高い精度を発揮することができる。

参考:【特集記事】機械学習ってなんだろう ※弊社オウンドメディア「TEGAKARI」に飛びます

 

・PyTorchとは
PyTorchはPythonで書かれたオープンソースの機械学習ライブラリ。ニューラルネットワークの構築やトレーニングにおいて、高速かつ柔軟な開発を可能にすることを目的としている。また、Tensorと呼ばれる多次元配列を扱うことが可能で、GPUを用いて高速な演算を行うことが可能。
その他、多くのモデルアーキテクチャをサポートしており、様々な種類のニューラルネットワークをを簡単に構築することができる。加えて、GPUをサポートしているため、大規模なデータセットを用いた学習を効率的に行うことができる。

参考:PyTorch ※外部サイトに飛びます

 

 

事例追加日:2023/05/18
事例No.PC-10972
参考価格:
2,549,800

音響振動連成解析用マシン

用途:ANSYS Mechanicalによる音響解析、音響振動連成解析

お客さまからのご相談内容

音響解析、音響振動連成解析用のワークステーションを検討している。

ANSYS MechanicalとCADを連携させての処理を想定しており、スペック条件は以下の通り。

・CPU:Xeon Gold または Platinumで、1CPU構成/2CPU構成どちらでもOK
・メモリ:192GB以上
・ストレージ1:SSD 4TB NVMe x2台
・ストレージ2:S-ATA接続のSSDによるRAID5構成で12TB以上を確保
・ビデオ:RTX A4000以上、フルサイズのDisplayPort x2本以上
・OS:Windows 10 Pro for Workstations

使用するCADがWindows 11に対応していないため、Windows 10 Pro for Workstationsが難しい場合は、Windows 11 Pro for WorkstationsをWindows 10 Proにダウングレードして使いたい。

テガラからのご提案

スパース法ソルバーまたはスパース直接法ソルバーベースの固有値ソルバー (ブラックランチョスまたはサブスペースなど) の場合にはGPUアクセラレーションが効果的ですが、倍精度 (FP64) 対応のGPUが必要です。
今回のご提案では、GPGPU用推奨カードと全体の価格バランスを想定した構成としていますが、FP64を利用する場合は更に上位のGPUやGPGPUサーバー構成でのご案内も可能です。

また、OSはWindows 10 Pro for Workstationsが終息のため、Windows 11 Pro for Workstationsにてお見積もりしました。
Windows 11にはユーザー権利としてのダウングレード権があります。条件は下記をご確認ください。

マイクロソフトソフトウェアライセンス条項 Windows オペレーティングシステム (リテール版)

マイクロソフトソフトウェアライセンス条項 Windows オペレーティングシステム(OEM版)

本事例の構成は、お客様から頂戴した条件を元に検討した内容です。
掲載内容とは異なる条件でご検討の場合でも、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

主な仕様

CPU Xeon Gold 6430 (2.10GHz 32コア) x2
メモリ 256GB REG ECC
ストレージ1 4TB SSD M.2
ストレージ2 4TB SSD M.2
ストレージ3 4TB SSD S-ATA x4 (RAID5)
ビデオ NVIDIA RTA A4000
ネットワーク on board (10GBase-T x2)
筐体+電源 タワー型筐体 + 1600W
OS Microsoft Windows 11 Pro for WS 64bit
その他 TPMモジュール
PCI-E M.2変換アダプタ
2.5″ 4Bayリムーバブルケージ

キーワード

・Windows 11 Pro for Workstationsとは
Windows 11 Pro for Workstationsは、高性能ワークステーションユーザー向けに設計されたWindows 11の特別なエディション。高度なハードウェアを最適化し、高速なファイルシステム、タスクの優先順位設定、リモートデスクトップ接続、Windowsサーバーとの統合などの機能が含まれている。

参考:ワークステーション向け Windows 11 Pro ※外部ページに飛びます

 

事例追加日:2023/05/10

ご注文の流れ

お問い合わせフォームよりご相談内容をお書き添えの上、 お問い合わせください。
(お電話でもご相談を承っております)
弊社より24時間以内にメールにてご連絡します。
必要に応じてメールにて打ち合わせさせていただいた上で、 メール添付にてお見積書をお送りします。
お見積もり内容にご納得いただけましたら、メールにてご注文ください。
ご注文確定後、必要な部材を手配し PCを組み立てます。
(掛売りの場合、最初に新規取引票のご記入をお願いしております)
動作チェックなどを行い、納期が確定いたしましたらご連絡いたします。
(納期は仕様や製造ラインの状況により異なります)
お客様のお手元にお届けいたします (ヤマト運輸/西濃運輸)

お支払い方法

お支払い方法は、お見積もりメール・お見積書でもご案内しています。

法人掛売りのお客様
原則として、月末締、翌月末日払いの後払いとなります。
学校、公共機関、独立行政法人のお客様
納入と同時に書類三点セット(見積書、納品書、請求書)をお送りしますのでご請求金額を弊社銀行口座へ期日までにお振込み願います。
先に書面での正式見積書(社印、代表者印付)が必要な場合はお知らせください。
企業のお客様
納品時に、代表者印つきの正式書類(納品書、請求書)を添付いたします。
ご検収後、請求金額を弊社銀行口座へお支払い期日までにお振込み願います。
銀行振込(先振込み)のお客様
ご注文のご連絡をいただいた後、お振込みを確認した時点で注文の確定とさせていただきます。

修理のご依頼・サポートについて

弊社製PCの保証内容は、お見積もりメールでもご案内しています。

■お問合せ先
テガラの取り扱い製品に関する総合サポート受付のWEBサイトをご用意しております。
テガラ株式会社 サポートサイト

※お問い合わせの際には、「ご購入前」と「ご購入後」で受付フォームが分かれておりますので、ご注意ください。

メール support@tegara.com
電話 053-543-6688

■テグシスのサポートについて
保証期間内の修理について

保証期間内におけるハードウェアの故障や不具合につきましては、無償で修理いたします。
ただし、お客様による破損や、ソフトウェアに起因するトラブルなど保証規定にて定める項目に該当する場合は保証対象外となります。
保証期間経過後も、PCをお預かりしての初期診断は無料で実施しております。

無料メール相談
PCの運用やトラブルにつきまして、メールでのご相談を承ります。経験・知識の豊富な技術コンサルタントが無料でアドバイスいたします。
※調査や検証が必要な場合はお答えできなかったり、有償対応となることがあります

オプション保証サービス

「あんしん+」 もしもの時の延長保証サービス

PCのご購入時にトータル5年までの延長保証をご選択いただけます。また、ご購入後にも延長保証を申し込むことができます。
延長を申し込みいただきますと、標準保証と同等の保証を期間満了まで受けることができます。
なお、PCの仕様によっては料金が異なる場合があります。

延長保証あんしん+ ご加入のタイミング
※仕様によっては保証期間の延長ができない場合があります。

HDD返却不要サービス

保証期間内にPCのHDD(SSD)が故障した場合、通常、新品のHDDとの交換対応となり、故障したHDDはご返却いたしません。
しかしこの「HDD返却不要サービス」にご加入いただければ、保証期間内にHDD(SSD)が故障した場合には新品のHDDをご提供いたしますが、故障したHDDを引き渡していただく必要はありません。お客さまの大切なデータの入ったHDDをお手元に保管しておくことができます。

オンサイト保守サポート

故障発生時、必要に応じエンジニアスタッフが現地へ訪問し、保守対応を行うサービスです。
発送にかかる手間、時間を短縮できますので、緊急性の高い保守に最適です。

費用ご参考(目安)
本体+延長保証代金の10%~
※ 製品の性質や価格帯、条件等により異なります。
★TEGSYS オンサイト保守利用規約はこちら (pdf)
お客様のご要望をうかがい、最適なPCの構成をご提案する
「お客様だけのオーダーメイドPC」を製作しています。
用途に応じた細かなアドバイスや迅速な対応がテガラの強みです。

上記の仕様はテガラでお客様に提案したPC構成の一例です。
掲載内容は提案当時のものであり、また使用する部材の供給状況によっては、現在では提供がむずかしいものや、部材を変更してのご提案となる場合がございます。

参考価格については、提案当時の価格(送料込・税込)になります。
ご相談時期によっては価格が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。